近年では翻訳ソフトやweb上で利用できる翻訳ツールも進歩しています。それらの情報をふまえて、契約書などの翻訳を依頼する際に知っておくべきことについて解説します。
翻訳したい言語を選び、文章を取り込むことで、その文章を自動的に翻訳してくれるのが、翻訳ソフトです。ひと昔前までは、長文はもちろん、様々な意味がある単語を文脈に即して正しく訳せなかったり、不自然な文章になったりしていましたが、現在では、人工知能(AI)の技術的な進歩もあり、非常に高度な翻訳ソフトが開発されています。とりわけ、英語については、自動翻訳後に人間の翻訳者が手を加えなくてもよいほど、技術発展しているのです。ただし、後述しますが、契約書の翻訳については注意が必要です。
翻訳ソフトを導入しても、すぐさま思うように使い勝手がいいとは限りません。翻訳したい分野の専門用語を自らの手入力で辞書登録するなどして、少しずつ使いやすいようにカスタマイズしていく必要があります。中にはその専門分野に特化したタイプの翻訳ソフトもありますので。翻訳したい分野が明確になっていれば、適切な翻訳ソフトを選ぶことで、手入力を行う手間を省くことも可能です。医学分野、特許関連、技術翻訳など、それぞれのソフトで強みとしている分野があるため、導入前にはきちんと確認しておくようにしてください。
また、選ぶ際のポイントとしてユーザーが自ら辞書登録したデータを複数人で使う、または引継ぎしやすいものかどうかも見ると良いでしょう。長期に渡って使用した使い慣れた翻訳ソフトもいつかは買い替える時期が来ます。その際に登録したデータがそのまま引き継げる仕様であれば、これまで蓄積した翻訳データのナレッジを無駄にすることなく、スムーズに買い替えることができます。
、翻訳ソフトの実用性そのものは日々技術の向上やAIの進歩によって高まっています。標準レベルのビジネス英語であれば、翻訳ソフトの支援は実用レベルにあると言えるでしょう。しかし、こと翻訳する題材が契約書となれば、話はすこし異なります。
現在、契約書の翻訳にあたって翻訳ソフトの支援を活用するプロの翻訳者はいますが、しかし、それはあくまで「支援」という使い方であり、翻訳ソフトだけで契約書の文章を正確に訳せるわけではありません。翻訳業界では、翻訳ソフトの有用性に対する評価は一定のものにとどまっており、最終的には人間による校正を経なければ、文章の正確性を担保することができないと考えられています。
そのため、契約書の翻訳にあたっては、翻訳ソフトは一定の実用レベルがあるものの、プロの翻訳家が訳したものとは別物である、と考えるようにしましょう。慎重にならなければならない契約内容である場合は、翻訳ソフトではなく、経験豊かな翻訳家であるプロフェッショナルに依頼することをおすすめします。
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※各社英訳と和訳の平均価格で比較。
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※価格は、2021年12月の情報です。