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消費貸借契約の翻訳

  

契約書は取り決めを明文化することにより、当事者同士のトラブルを避け権利と義務を明確にするために締結されます。言語が異なる場合には解釈やニュアンスの違いによりトラブルに発展するリスクがあるため、契約書における翻訳は重要です。

消費貸借契約とは

契約の内容

消費貸借契約とは、一方がもう一方に対して金銭や物品を貸し与え、そのあと同質・同種・同量のものを返還する義務を負わせる契約のことをいいます。特に金銭の貸付を行う際に取り交わす「金銭消費貸借契約」が有名であり、ローン契約や借入契約などの形で利用されています。金銭の貸し借りを行うようなケースにおいては、債務不履行のリスクを回避するために、担保資産や保証人などの設定を行うことがあります。

契約の特徴

消費貸借契約は、その定めによって無利息や利息付での貸し借りを行うことが可能ですが、利息を付す場合には利率や支払方法についての定めを行う必要があります。原則としては「要物契約」ですので、実際の目的物であるお金や物品などを引き渡すことにより成立することになります。ただし、諾成契約として書面のみの約束で成立するケースもありますが、民法改正後においては特約がある場合に要物契約とすることが一般的になっています。

消費貸借契約の翻訳事情

契約の準拠法と管轄裁判所

消費貸借契約に限りませんが、海外の相手先との間で契約を締結する場合、「準拠法」と「管轄裁判所」については注意する必要があります。「準拠法」はトラブルなどが起こった場合に、どの国の法律を適用するかの取り決めであり、「管轄裁判所」は法的トラブルを法廷で争う場合にどの国の裁判所で対応するかの取り決めです。自社にとって可能な限り有利な条件にする方がよいでしょう。

為替リスクの管理

海外との間で契約を交わす際には、通貨の違いについても注意が必要です。円と外貨の関係は常に変動する為替レートの影響を受けますので、この価格変動により返済する金額が変わってしまう可能性があります。そういったリスク面についても、きちんと契約の中で定めておく必要があります。

税務と規制の遵守

国によって税金に関する制度や外貨規制などが異なりますので、制度や法律などを意識する必要があります。日本の当たり前と海外の当たり前は感覚が異なることが多いため、相手国におけるスタンダードがどういったものかをきちんと把握したうえで、契約内容を精査する必要があります。

トラブルにならないような契約締結を

契約上のトラブルを避けるためにはあいまいな表現や文言を残さず、正確かつ明確な表現を心掛ける必要があります。海外との契約においては内容をきちんと理解したうえで締結する必要がありますので、経験豊富な翻訳会社に依頼することをおすすめします。

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