翻訳サービス会社に発注できる契約書の種類をまとめました。各種契約書の役割と、業者に依頼する際の注意点などを掲載しています。
翻訳を依頼できる契約書の種類とそれぞれが果たす役割、そして翻訳会社に依頼する際の注意点といった事柄について述べていきたいと思います。
契約書にはさまざまな種類がありますが、ほとんど場合、専門用語で書かれ、どういった趣旨の内容であるか説明されないとわからないことが多いものです。そのため、こうした契約書の翻訳には翻訳サービス会社への発注が不可欠。
また、こうした翻訳サービス会社にしても、一般的な日常会話を訳すのとはわけが違い、翻訳する側には専門性と高度な知識が求められます。翻訳をする際や依頼する際の注意事項を含め、契約書を種類ごとに紹介します。
企業間で何度も商取引が行われる場合、継続的なその取引に共通する事項をあらかじめ定めたものです。取引のたびにいちいち契約書を作るのは非効率的。あらかじめ基本契約で共通する取引条件を決めておくことで、手続きを簡素化することができます。
業務委託契約書は主に2種類あります。ひとつは、「業務請負契約」と言い、請負会社が直接雇用する労働者を、依頼企業へ派遣する場合。もうひとつは、請負会社を介さない場合です。代理店契約書は、企業やメーカーから営業代行の権利を受ける契約です。
大きな金額が動くときなど、売り主と買い主の間で取り交わされる契約書です。事前に条件を取り決め、当事者間で確認してから取引が行われることから、一方だけが有利になったり、望ましくない条件で強引な契約を迫られることが抑止されます。
秘密保持契約書は、秘密情報を第三者に開示されたり、ほかの目的に使用されたりするのを防ぐためのもの。機密保持契約や守秘義務契約とも呼ばれています。
リース・賃貸契約書は、家賃や、レンタル品などの賃料・リース料金を支払う際の契約のことです。
雇用主と労働者の間で交わされる契約書で、法律上では必須書類というわけではありません。しかし一般的に、会社独自の契約事項を明記し、社員と個別に締結することが多いようです。
外国人労働者が増加している近年、雇用契約書の英訳は需要が高まっています。
金銭消費賃借契約書は、お金を貸し借りする際に交わされる書類。一般的に契約の貸主は銀行や消費者金融である場合が多いです。企業間で行われる契約の翻訳には、より専門性が必要。
国内外の法律・国際法の知識や最新の情勢などに精通した知識が求められます。
ライセンス契約には特許などを扱う実施許諾契約がありますが、一般的にソフトウェア・ライセンス契約を指している場合が多いです。法的な専門性はもちろん、ライセンスには商標やソフトウェアなどさまざまな種類があるため、扱う分野の専門性も必要となります。
不動産売買契約書は、不動産売買の契約が成立した際、売主と買主の間で交わされるもの。その翻訳をするためには、不動産や法律分野への知識が身についていなければなりません。
不動産証券化が主流となりつつある今は、さらに金融分野の専門性も必須です。
重要事項説明書は、契約を結ぶ際に提示する「重要事項」をまとめた文書のことを指します。宅地建物の取引、マンションの委託、保険の売買など、契約において重要な事柄が説明されています。これには契約をめぐるトラブルを防ぐという役割があります。
業務の委任について、受注・発注に関する取り決めに欠かせない「委任契約書」。株式会社の取締役や執行役員の委任をはじめ、弁護士に法律業務を委任する場合にも、委任契約書が必要です。
海外での訴訟など、グローバルにビジネスを展開していくうえで押さえておきたい、委任契約書の翻訳の知識や翻訳会社選びについて、ポイントをまとめています。
合弁契約書は、海外と国内の企業が共同で出資して会社を設立するときに締結される契約書です。海外と国内の企業では契約書の書き方が異なることや言語ごとの専門性を考慮して翻訳会社を選択する必要があるでしょう。
自社のサービスなどをユーザーが利用する際に、「守らなければならないルール」や「違反した場合のペナルティ」などについてまとめたものが、「利用規約」です。
利用規約はサービスを提供する側が一方的に定めるもの。そこで、権利や安全についてもれなく検討を行う必要があるなど、翻訳上でも注意すべき点があります。
ぜひ記事をチェックしてみてくださいね。
品質保証の取り決めを行うときに作成する書類です。契約書で品質基準の合意を得ておくことで、いざというときには、品質によるトラブルの責任の所在をはっきりとさせられます。契約書作成時は、翻訳の他にもさまざまな知識が求められます。
業務委託契約と混同されがちですが、請負契約は「完成物や成果」に対して報酬が支払われるのに対し、業務委託契約は成果に関係なく実際に行われた業務に対して報酬が支払われるというのが大きな違い。海外と契約書を交わす場合、日本の法律に準拠していることが必須となります。
字面だけを見て内容はなんとなく分かるけれども、詳しく説明することまでは…という方も多いことでしょう。ぜひご覧になってみてください。
併せて翻訳会社へ依頼する際の注意点などを取りまとめてみました。料金はもとより、納品後に問題が起きた場合の対処方法など、知っておくべき情報もご紹介しています。こちらもお見逃しなく。
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【選定基準】無料トライアルに対応しており、実績が公式HPに掲載されている業者の中から、翻訳料金の価格が安い(※)上位3社(調査日時:2021年9月)。
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※価格は、2021年12月の情報です。