英文契約書の用語解説集
契約書は日常会話とは異なる言い回しであることがほとんど。英文契約書の場合も同様で、単語が独特の使われ方をしていることも少なくありません。そこでここでは、英文契約書によく登場する用語についてわかりやすく解説しています。
英文契約書によく登場する用語
【acceleration】加速/促進/加速度
英文契約書においては、「期限の利益の喪失」、「将来権の早期実現」、「弁済期の早期到来」などの意。
【account】計算/勘定/口座/預金
- cash account:現金勘定
- current account:当座勘定/当座預金
- account balance:差し引き残高
- account receivable:売掛金/受け取り勘定
【bona fide】誠実な/誠意の
【due】満期/正当の/相応の/当然の
- become due:支払い期日の来た
- the date on which it is due:支払い期日
- when due:期日に
- due caution:正当な理由
【disclose】明らかにする/発表する/暴露する/摘発する
- disclose or divulge:開示または漏洩する
- Any information on the products shall not be disclosed to any third party:本製品に関する情報は、第三者に開示してはならない
- disclosing party:開示当事者
【enter into】携わる/を結ぶ/締結する
- enter into a contract:契約を結ぶ
- enter into force:施行する
【execute】実行する/施行する
- 英文契約書の場合は、「署名する」、「締結する」、「調印する」といった意味で用いられます。
- executed:既履行の
- executed consideration:既行約因
- execution:実行/施行/署名/締結/調印/履行
【for any reason whatsoever】たとえどんな理由があろうとも
【party(Parties)】パーティー/会/集まり/一行/一団/隊
法律用語では、「当事者」、「関係者」などの意。
【prevail】優先する/優勢である
【proviso】ただし書き/条件
with proviso:条件つきで
【subject to~】~を条件として/~を仮定して
【without】~がなく/~せずに/~が/なければ/~することなく
- without condition:無条件に/制限のない/支障がない
- without limitation:無制限に
- without notice:無断/催告なしに
- without one's consent:~の同意を得ずに
- without reference to: ~と関係なく/~をかまわず/~にも関わらず
- without the consent of ~:~の同意を得ずに
まとめ
日常英会話と英文契約書などに用いられる法律用語とでは、微妙に言い回しが違っていたり、使われ方が異なることがおわかりいただけるかと思います。
そのため、たとえ英会話や英文翻訳が得意だという方であっても、日本、及び諸外国の法律への知識がない場合は、自ら契約書を訳すことはおすすめできません。契約書はビジネスにとって、かなめとなる書類です。
自力で調べて翻訳するよりも、翻訳専門会社に依頼するほうが確実です。
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